山形県の絶景観光地5選!将棋・歴史・川下り・パワースポット・クラゲを一気に楽しむ旅

東北地方・観光地

山形県、みなさんはどんなイメージをお持ちですか。さくらんぼや芋煮、銀山温泉……もちろんそれらも山形の魅力なのですが、実はこの県、歴史・自然・文化・生き物と、観光の引き出しがとにかく多いんです。県南部の置賜エリアには戦国時代の歴史が息づき、中部の村山エリアには桜と将棋文化が根付き、最上エリアには日本三大急流が流れ、庄内エリアには霊山と日本海が広がる。面積も広く、山形県ひとつで東北の旅を完結させられるほど、内容の濃い場所なんです。

この記事では、山形県を訪れたら外せない5つの観光地を厳選してご紹介します。将棋の文化が息づく天童の桜の名所、戦国武将・上杉謙信を祀る米沢の神社、松尾芭蕉も旅した最上川の舟下り、1,400年の歴史をもつ霊山、そして世界一のクラゲ水族館。どれも「来てよかった」と思える本物の感動が待っている場所ばかりです。

この記事はこんな方におすすめです。

  • 絶景や文化体験が好きな人
  • 歴史・パワースポット巡りが好きな人
  • 家族連れ・カップル・一人旅、どなたにも
  • 山形県を初めて訪れる人

この記事を読めば、山形観光のプランがぐっとイメージしやすくなるはずです。ぜひ最後までお読みください。


山形旅行の宿選びはこちらからどうぞ。エリア別のおすすめ宿をまとめています。


天童公園・舞鶴山(山形県天童市) 将棋の駒と桜が織りなす春の絶景

天童公園・舞鶴山ってどんな場所?

天童市の中心部にそびえる舞鶴山は、標高223メートルの小高い山で、天童市のシンボル的存在。その山頂一帯に広がるのが天童公園です。室町時代から戦国時代にかけて天童氏が居城した山城の遺構が今でも残っており、歴史散策としても楽しめる奥深いスポットです。

天童市といえば、将棋の駒の国内生産シェアが約95%を占める「将棋の里」として全国に知られています。そんな土地柄を反映して、山頂には巨大な将棋の駒のモニュメントが設置されており、その下には人間将棋の会場となる将棋盤が広がっています。実物を目にすると、思わずスケールの大きさに圧倒されてしまいます。将棋を知らなくても、この景色は十分に楽しめます。

公園全体がウォーキングコースとしても整備されており、4月から11月にかけてはドイツの「気候性地形療法」を取り入れた健康ウォーキングも開催されています。観光目的はもちろん、地元の人々の日常の憩いの場でもあるんです。

見どころ・魅力

山頂からの大パノラマが、まず最初の感動ポイントです。展望広場からは月山・朝日連峰・最上川など、山形の自然が一望できます。晴れた日の眺めはため息が出るほどの美しさで、天童市内の街並みも手に取るように見えます。昼間の景色も素晴らしいですが、夜景もまた格別です。ライトアップされた時期に訪れると、昼とはまったく違う幻想的な世界が広がります。

桜の名所としても全国的に有名で、明治35年から植樹が始まり今では約2,000本の桜が咲き誇ります。ソメイヨシノを中心に、山頂の西側斜面には樹齢約400年にもなるエドヒガンの古木もあり、その存在感に思わず足を止めてしまいます。さらに遡ると最初に植えられた桜の記録は1902年にまでさかのぼり、先人たちが長い年月をかけて育ててきた桜の山なんです。

桜の季節と秋の紅葉シーズンにはライトアップも実施されます。春は桜の木々が、秋はもみじが幻想的な光に照らされ、昼間とはまた違う世界が広がります。ライトアップ時間は17時から21時です。

2023年には天童公園もみじ園の整備が完成し、愛宕沼親水空間から山頂まで全長250メートルの散策路が整備されました。デッキ階段・スロープを使って車と歩行者が分離された安全な動線になっており、山頂と地上の親水空間をつなぐ新しい観光ルートとして注目されています。散策路沿いには2棟の四阿も設置されており、休憩しながら四季の景色をゆっくり楽しめます。

四季を通じて楽しめるのも魅力のひとつです。5月から6月にかけては紫や白のアヤメが水辺を彩り、初夏にはツツジ・アジサイが山を飾り、秋はもみじやヒガンバナと、山全体が年間を通じて花と緑で彩られます。

人間将棋は一度は見てほしいイベント

天童桜まつり「人間将棋」は、昭和31年から続く天童を代表する一大イベントです。2026年は4月4日から5月6日まで天童桜まつりが開催され、4月11日・12日に人間将棋が行われました。甲冑や着物姿に身を包んだ武者や腰元たちが将棋の駒となり、満開の桜を舞台に対局を繰り広げる様子は、まさに時代絵巻そのもの。将棋のルールを知らなくても、その迫力と華やかさ、そして桜との組み合わせの美しさに誰もが引き込まれてしまうはずです。人間将棋の会場となる巨大将棋盤は階段状になっており、上から全体を眺められる構造になっているので、臨場感たっぷりに楽しめます。

Tips:花見バーベキューも楽しめます 天童公園では、事前予約制で花見バーベキューを楽しむことができます。桜の木の下でバーベキューなんて、なんとも贅沢な体験ですよね。詳細は天童市建設課へお問い合わせください。

アクセス

  • 電車 JR天童駅より徒歩約20分
  • 山形自動車道 山形北ICより約20分、東北中央自動車道 天童ICより約10分
  • 駐車場 山頂駐車場 約70台(無料)

営業時間・料金・注意点

  • 営業時間 常時開放(自由散策)
  • 入場料 無料
  • 桜の見頃 例年4月中旬~下旬
  • 紅葉の見頃 例年10月下旬~11月下旬
  • ライトアップ時間 17時~21時(桜・もみじのシーズン)
  • 注意点 人間将棋開催日は山頂まで車での乗り入れ不可。シャトルバスを利用してください。山道を歩いて山頂を目指す場合は、歩きやすい靴がおすすめです。駐車場から山頂まで歩いて数分程度ですが、山道なのでサンダルやヒールは避けましょう。

上杉神社(山形県米沢市) 戦国最強の武将・上杉謙信が宿る聖地

上杉神社ってどんな場所?

上杉神社は、「義」の武将として名高い上杉謙信を祭神として祀る神社です。米沢城の本丸跡地に建立されており、現在は松が岬公園として整備されたお堀と石垣が往時の米沢城の面影を今に伝えています。神社の設計は、米沢出身で明治神宮や平安神宮の設計でも知られる神社建築の第一人者伊東忠太博士が手がけ、大正8年に起きた米沢大火で多くの建物が焼け落ちた後、国や市民の力によって大正12年に再建されたものです。

訪れるたびに、歴史の厚みを肌で感じる場所です。米沢市民にとっては初詣・お宮参り・結婚式など、日常の節目に訪れる心の支えとなっており、観光客にとっても戦国時代の空気を存分に吸い込める特別なスポットです。

上杉謙信は明治35年に別格官幣社に指定された際から単独の祭神となり、名君として知られる9代藩主・上杉鷹山は摂社の松岬神社に分祀されています。2社あわせて上杉の歴史を感じる参拝コースとして親しまれています。

見どころ・魅力

参道を進むと真っ先に目に飛び込んでくるのが、「毘」と「龍」の軍旗をたなびかせた舞鶴橋。「毘」は謙信が篤く信仰した毘沙門天、「龍」は不動明王を表し、全軍総攻撃の合図として掲げられた旗といわれています。橋を渡るだけで、戦国時代へとタイムスリップしたような感覚になります。国登録有形文化財でもあるこの石橋は、写真映えスポットとしても人気です。

境内に入ると、威風堂々とした上杉謙信公の像が出迎えてくれます。昭和49年に建立されたこの像は等身大で、越後の春日山城の方向を向き、右手に采配、左手に刀を持つ凛々しい姿が印象的です。近くには名君として名高い9代藩主・上杉鷹山の像も。「なせば成る なさねば成らぬ 何事も」という言葉で知られる鷹山公は、米沢藩の財政を立て直した偉人で、今でも多くの人が経営や教育の手本として敬慕しています。さらに境内近くには独眼竜・伊達政宗の生誕の地碑もあり、歴史ファンにとってはたまらないスポットが凝縮されています。

上杉神社稽照殿では、上杉家伝来の武具・甲冑・刀剣など多数の重要文化財を展示しています。なかでも直江兼続ゆかりの「愛」の字をあしらった有名な兜は実物で見ることができ、大河ドラマのファンにとっては感慨もひとしおのはず。

また、お堀には錦鯉がたくさん泳いでいて、餌やりを楽しむ方の姿も見られます。歴史的な場所でありながら、どこかほっこりとした空気が流れているのも上杉神社の魅力のひとつです。例年4月中下旬には水堀沿いに約200本の桜が咲き誇り、花見の名所としても愛されています。

米沢上杉まつりも絶対に見てほしい

毎年4月29日から5月3日にかけて開催される米沢上杉まつりは、総勢千数百人にもおよぶ絢爛豪華な甲冑行列「上杉行列」や、戦国史上最大の戦いを再現した「川中島合戦」など、迫力満点のイベントが続きます。上杉砲術隊による火縄銃の演舞、上杉太鼓の響きも見どころのひとつです。春に米沢を訪れるなら、ぜひ日程を合わせてみてください。

冬には上杉雪灯篭まつりも開催されます。毎年2月の第2土曜日とその翌日に行われ、300基を超える雪灯篭と1,000個もの雪ぼんぼりにろうそくが灯り、幻想的な美しさに包まれます。雪と光の組み合わせは、一度見たら忘れられない美しさです。

Tips:松岬神社もあわせてお参りを 上杉神社のすぐそばにある松岬神社には、上杉鷹山をはじめ上杉景勝・直江兼続・細井平洲など上杉家ゆかりの人物が祀られています。2社あわせてお参りすることで、より深く上杉家の歴史と思想に触れられますよ。御朱印はどちらも上杉神社社務所でいただけます。初穂料は各社500円です。

アクセス

  • 電車 JR米沢駅からバスまたはタクシーで約10分。徒歩の場合は約20~25分
  • 東北中央自動車道 米沢北ICより約10分

営業時間・料金・注意点

  • 上杉神社 参拝自由(境内への入場は無料)
  • 稽照殿 入場料700円。第二水曜日定休
  • 桜の見頃 例年4月中下旬
  • 注意点 上杉まつり開催時は大変混雑します。周辺の駐車場情報を事前にご確認ください。

最上川舟下り(山形県戸沢村) 芭蕉も旅した日本三大急流を船で行く

最上川舟下りってどんな体験?

「五月雨を あつめて早し 最上川」。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で詠んだこの句は、多くの方が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。日本三大急流のひとつに数えられる最上川は、山形県を縦断する全長229キロメートルの大河です。その渓谷美を船の上からのんびりと楽しめるのが最上川舟下りです。

古くから舟運で栄えたこの川は、芭蕉をはじめ正岡子規・斎藤茂吉・若山牧水など多くの文人墨客が訪れた、歴史と文学の香り高い場所でもあります。現在もその風景は変わらず、自然の雄大さと歴史の重みを同時に体感できる体験として、年間を通じて多くの旅行者を魅了しています。

舟下りには複数のコースと運営会社があり、代表的なのが最上峡芭蕉ライン観光最上川舟下り義経ロマン観光の2社です。それぞれに違った魅力があり、どちらを選ぶかも旅の楽しみのひとつです。

見どころ・魅力

船に乗り込むと、すぐに雄大な自然が目の前に広がります。切り立った岩壁、深い緑、川面を渡る風の涼しさ……。日常のざわざわが、するっと消えていく感じがするんです。

最上峡芭蕉ライン観光のコースは古口港から草薙港まで約12キロメートル、所要時間は約50分。途中では日本の滝百選にも選ばれた「白糸の滝」を船上から眺めることができます。四季折々に変化する渓谷の表情が楽しめ、何度訪れても飽きないと評判です。プロが選ぶ水上観光船で4年連続1位に輝いた実績があるのも納得の体験です。

もうひとつの義経ロマン観光は、周遊コースで仙人堂にも立ち寄ります。仙人堂は船でしか行けない縁結びの神社で、源義経と芭蕉両者ゆかりの地としても知られるパワースポット。縁結びのご利益を求めて全国から参拝者が訪れており、実際に境内に入って歴史的遺産を見学できるのが大きな魅力です。

どちらのコースでも、個性豊かな船頭さんのガイドと舟唄が旅を彩ります。民謡No.1、毒舌No.1など個性的な船頭さんがそろっており、訛りのある方言で語られる最上川の伝説や歴史の話は、それだけで十分に旅の思い出になるはず。乗るたびに船頭さんが違い、バリエーション豊かなガイドを楽しめるのも魅力のひとつです。

四季折々の表情も魅力です。春は柔らかな新緑が川面に映え、夏は深い緑のトンネルの中を行くような清涼感があります。秋は錦に染まる紅葉が渓谷を彩り、冬は暖かいこたつ舟で雪化粧した最上川を楽しめます。冬のこたつ舟は12月から3月末まで運航されており、温かいこたつで川面を眺めるという、なんとも山形らしいユニークな体験として人気を集めています。

Tips:帰りのバスの時間を確認しておこう 芭蕉ライン観光のコースは乗船場と下船場が異なります。草薙港から古口港方面へ戻る際は路線バスを利用することになりますが、運行本数が限られているため事前にバスの時刻を確認してから出発するのがおすすめです。乗り遅れると長い待ち時間になることも。公式サイトで最新のバス時刻をチェックしておきましょう。

アクセス

  • 最上峡芭蕉ライン観光 JR陸羽西線 古口駅より車で約5分。東根からは高規格道路「新庄古口道路」経由でノンストップ約50分でアクセス可能
  • 義経ロマン観光 JR古口駅より車で約10分
  • 山形自動車道 新庄ICより国道47号線経由

営業時間・料金・注意点

【最上峡芭蕉ライン観光】

  • 料金 大人3,000円(税込)・小学生以下1,500円(税込)
  • 運航時間 季節・曜日により変動。公式サイトで要確認
  • 所要時間 約50分(古口港~草薙港コース)

【義経ロマン観光】

  • 料金 大人2,500円~(通常コース)・小人1,250円~
  • 始発 10:00 終発 14:30(曜日・季節により変動あり)
  • 所要時間 約60分
  • 注意点 服が濡れる心配はほぼありませんが、底冷えする日は羽織があると安心です。赤ちゃん用の救命胴衣もあるので小さなお子さま連れでも乗船できます。団体15名以上は事前予約が必要です。

羽黒山(山形県鶴岡市) 2,446段の石段を登る「生まれかわりの旅」 2026年は12年に一度の御縁年

羽黒山ってどんな場所?

山形県鶴岡市に位置する羽黒山は、月山・湯殿山とともに出羽三山を構成する霊山のひとつです。出羽三山は「羽黒山=現世」「月山=前世」「湯殿山=来世」を表すとされ、三山を巡ることは「生きながらにして新たに生まれ変わる旅」といわれてきました。開山は推古元年(592年)とも伝えられ、1,400年以上もの歴史をもつ山岳修験の場です。

そして2026年は12年に一度の特別な年、「羽黒山午歳御縁年」にあたります。出羽三山にはそれぞれ御縁年があり、湯殿山は丑年、月山は卯年、そして羽黒山は午年が御縁年。この年に参拝すると12年分のご利益があるといわれており、年間を通じて全国から多くの参拝者が集まっています。羽黒山は「現世を表す山」として、この世の幸せを願う人々に古くから親しまれてきました。

標高414メートルと比較的低い山ですが、その霊験と自然の神秘は、高い山にもひけを取りません。

見どころ・魅力

参拝の入口となる随神門をくぐれば、そこからはもう別世界。樹齢350年から500年を超える老齢の杉が両側にそびえる参道は、まるで時間が止まったような静寂に包まれています。川のせせらぎが聞こえ、澄み切った空気が肺を満たす感覚は、他では得られない特別な体験です。

杉並木の中に忽然と現れる国宝五重塔は、東北地方最古の塔。平将門の創建と伝えられ、現在の塔は約600年前に再建されたもので、高さ29メートルの柿葺素木造です。2023年から2024年にかけて令和の大改修として柿葺屋根の修繕工事が行われ、2025年以降は新たに生まれ変わった美しい屋根の姿を拝観できます。近くには樹齢1,000年・周囲10メートルの巨杉「爺杉」もあり、その圧倒的な存在感に息をのみます。

山頂へ続く石段はなんと2,446段です。一の坂・二の坂・三の坂と段階に分かれており、杉並木の中を歩くため日差しを遮られながら登れますが、それでも相当な運動量になります。途中の二の坂には「力餅元祖二の坂茶屋」があり、ここで力餅を食べながら休憩するのが定番コース。体力に自信がない方は、有料道路を使って車で山頂まで行くこともできます。

山頂には、三神合祭殿が鎮座しています。羽黒山・月山・湯殿山の三神を一度に参拝できる日本でも珍しい社殿で、国の重要文化財に指定されています。この社殿を参拝すれば出羽三山すべての神々にお参りしたことになるといわれており、遠方からの参拝者にとって非常にありがたい存在です。

夏から秋にかけては国宝五重塔のライトアップも実施予定です。暗闇に浮かび上がる五重塔の幻想的な姿は、昼間とはまったく異なる荘厳さがあります。ライトアップの際は随神門にて協力金のお願いと提灯の貸し出しが行われ、幻想的な夜間参拝を楽しめます。

また、午歳御縁年を記念した特別御朱印も2026年通年で頒布中です。羽黒山頂授与所にて取り扱っており、記念品として「生胡麻豆腐」なども販売されています。

Tips:午歳御縁年は2026年限定のチャンス! 2026年は12年に一度の「羽黒山午歳御縁年」です。この年の参拝は12年分のご利益があるといわれており、特別な授与品や御朱印が頒布されています。人生の節目・転機・運気のリセットを願う方に特におすすめの参拝です。2,446段の石段を白いお注連をまとって歩む「石段詣」は春から秋限定で体験できます。

アクセス

  • 電車・バス JR鶴岡駅より庄内交通「羽黒山頂行きバス」で山頂まで約50分。随神門(登山口)まで約35分
  • 飛行機 羽田空港から庄内空港まで約1時間。庄内空港からリムジンバスで鶴岡駅へ約30分。その後バスで羽黒山へ
  • 山形自動車道 庄内あさひICから約30~40分。山頂まで有料道路を利用する場合は普通車往復400円

営業時間・料金・注意点

  • 参拝 基本的に24時間参拝可能
  • 拝観料 基本的に無料
  • 駐車場 普通車410台・大型20台
  • 注意点 石段は傾斜や段差があるためスニーカーなど歩きやすい靴が必須です。冬場の石段は除雪されておらず非常に滑りやすいため、冬季は随神門からバスまたは車で山頂へ向かうことを強くおすすめします。雨や雪の際はいでは文化記念館で長靴を借りることもできます。

加茂水族館(山形県鶴岡市) 世界一のクラゲ水族館、2026年4月に大リニューアル

加茂水族館ってどんな場所?

「クラゲってこんなに種類があるの?」思わず声が出てしまうのが、鶴岡市立加茂水族館(東北エプソンアクアリウムかもすい)です。日本海に面した鶴岡市今泉に位置し、クラゲの展示種類数で世界一を誇る水族館です。

実はこの水族館、一時期は閉館寸前まで追い込まれた歴史があります。その苦境からクラゲの展示に活路を見出してV字回復を果たし、2014年のリニューアル以降は年間50万人もの来場者が訪れる山形県屈指の人気スポットへと生まれ変わりました。その努力と情熱の物語が、この水族館をより特別な場所にしているんです。

そして2026年4月、大規模なリニューアルオープンを果たし、クラゲの展示数がなんと100種類に増加しました。2025年11月から2026年3月まで臨時休館してのリニューアル工事を経て、さらに魅力的な施設として新たな姿でオープンしています。

見どころ・魅力

館内に入ってまず目を奪われるのが、クラゲ展示室「クラネタリウム」です。色とりどり、形も大きさもさまざまなクラゲたちがゆったりと漂う様子は、まさに別の惑星に迷い込んだよう。光に透き通る姿はあまりにも美しく、時間を忘れて眺めてしまいます。台湾近辺に生息する希少な「レッドクロスジェリー」の繁殖個体展示など、他ではなかなか見られないクラゲも多数展示されています。

なかでも最大の見どころが、直径5メートルの巨大水槽「クラゲドリームシアター」です。約1万匹ものミズクラゲがゆっくりと漂うその光景は、映像ではないかと思うほどの幻想的な美しさ。実際に来館者から「本物ですか?映像ですか?」と聞かれることもあるほどです。この水槽の前に立った瞬間、きっと言葉を失うはずです。

マイクロアクアリウムでは、顕微鏡やモニターを使って肉眼では見えないクラゲの細部を観察できます。小さなクラゲや成長段階ごとのクラゲを間近で見られるのは、ここならでは。時間ごとに解説プログラム「クラゲのおはなし」も行われているので、ぜひ時間を合わせて参加してみてください。クラゲの知識がぐっと深まります。

クラゲ以外にも、カリフォルニアアシカとゴマフアザラシが見られる「ひれあし広場」も人気です。解説プログラム「ひれあしの時間」では、プールを自由に泳ぎ回ったり寝転んだりするかわいらしい姿を間近で観察できます。地元・庄内の海に生息する魚たちの展示も充実しており、1日いても飽きない水族館です。

食事やショッピングも充実しています。レストラン「沖海月」では庄内浜の新鮮な海鮮料理に加え、クラゲラーメンやクラゲ定食などクラゲを使ったメニューが楽しめます。実際に食べてみると、クラゲのコリコリとした食感が意外においしくてびっくりするはずです。グッズショップ「海月灯り」には、クラゲグッズがぎっしり。ここでしか買えないオリジナル商品は、お土産に喜ばれること間違いなし。軽食売店「波の華」のクラゲソフトクリームも来館者に大人気のメニューです。

Tips:毎週土曜日は自宅でもクラゲ鑑賞ができます 加茂水族館では公式YouTubeで「オールナイトカモスイ」として毎週土曜日の18時から約12時間、水槽のクラゲをライブ配信しています。静かな音楽とともにクラゲが浮遊する映像は、自宅にいながら癒しを体感できる不思議なコンテンツです。来館前の予習にも最適ですよ。

アクセス

  • 電車・バス JR鶴岡駅より庄内交通路線バス「湯野浜温泉行き(加茂経由)」で約40分、「加茂水族館」下車すぐ
  • 飛行機 羽田空港・成田空港から庄内空港まで約1時間。鶴岡駅経由でバス利用、またはタクシー・レンタカーを利用
  • 山形自動車道 鶴岡ICより約15分、日本海東北自動車道 鶴岡西ICより約25分
  • 駐車場 無料駐車場あり(第1駐車場は水族館前、計約350台)

営業時間・料金・注意点

  • 開館時間 9:00~17:00(最終入館16:00)
  • 休館日 年中無休(不定期メンテナンス休館あり)
  • 入館料 一般1,500円・小中学生500円・未就学児無料(税込)
  • レストラン沖海月 11:00~15:00
  • グッズショップ海月灯り 9:20~16:30
  • 軽食売店波の華 9:30~16:30
  • 注意点 土日祝日や連休は非常に混雑します。夏休みやゴールデンウィークは駐車場も満車になることがあるため、早め到着がおすすめです。2026年4月にリニューアルオープンしたばかりで来場者が多い状況が続いているため、平日の訪問も検討してみてください。

アクセス概要・山形県への行き方

山形県への主なアクセス方法をまとめます。広い県内を効率よくまわるにはレンタカーの利用が最も便利です。

飛行機

  • 羽田空港→山形空港(約1時間)…天童・上杉神社周辺への観光に便利
  • 羽田空港→庄内空港(約1時間)…羽黒山・加茂水族館周辺への観光に便利

新幹線

  • 東京駅→山形駅(山形新幹線・約2時間30分)…天童・上杉神社への観光に便利
  • 東京駅→新潟駅(上越新幹線)→鶴岡駅(特急いなほ・合計約4時間)…羽黒山・加茂水族館への観光に便利

各観光地は山形県内に広く点在しているため、天童・米沢エリアと鶴岡・最上エリアをそれぞれ1泊ずつ組み合わせた2泊3日のプランがおすすめです。


まとめ 山形県は何度訪れても新しい発見がある場所です

いかがでしたか。将棋と桜の天童公園、上杉謙信の魂が息づく上杉神社、松尾芭蕉も旅した最上川の舟下り、12年に一度の御縁年を迎えた羽黒山、そして世界一のクラゲ水族館。山形県5つの観光地を一気にご紹介しました。

山形県の魅力は、歴史・自然・文化・食とジャンルが幅広く、どんな旅のスタイルにも柔軟に対応できるところです。桜の季節も、紅葉の季節も、冬の雪景色の中も、それぞれに別の顔を見せてくれる懐の深さがあります。

特に2026年は羽黒山の午歳御縁年という、12年に一度のスペシャルな年。加茂水族館も4月に大リニューアルを果たしたばかりです。今年山形を訪れる理由は、例年以上にたくさんあります。ぜひ、この機会に山形の旅を計画してみてください。きっと、また来たいと思えるはずです。


山形旅行の宿選びは、こちらの記事もぜひ参考にしてください。エリア別のおすすめ宿を詳しくまとめています。

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