鹿児島・指宿で絶対行きたい!池田湖・長崎鼻・開聞岳・フラワーパーク・知林ヶ島の全部見せます

九州、沖縄地方・観光地

鹿児島県の最南端に近い指宿エリアをご存知ですか?

砂むし温泉で有名なこの街には、温泉だけでは語りきれない圧倒的な自然美がたくさん詰まっています。九州最大のカルデラ湖、龍宮伝説の残る岬、日本百名山に数えられる美しい火山、2000種もの花が出迎える植物公園、そして潮が引くと海に道が現れる神秘の無人島。これだけの絶景が、車で30分圏内にギュッと集まっているんです。

ちょっとすごくないですか。

この記事では、指宿エリアを代表する5つのスポット、池田湖長崎鼻開聞岳フラワーパークかごしま知林ヶ島を徹底解説します。アクセスや料金はもちろん、各スポットのおすすめポイント・季節ごとの楽しみ方・訪問時の注意点までまとめましたので、旅のプランニングにそのままお使いください。

こんな人にぴったりの記事です。

  • 鹿児島旅行で絶景を満喫したいカップルや女子旅グループ
  • 自然のなかで癒しを求めている一人旅の方
  • 子どもと一緒に非日常体験を楽しみたいファミリー
  • 日本百名山を踏破中の登山好きな方

この記事を読み終わるころには、指宿エリアへの旅心がきっと湧いてきますよ。


指宿を旅するなら、宿選びもこだわりたいですよね。このあとご紹介するスポットを存分に楽しむためにも、まずは泊まる場所を決めておきましょう。


1|指宿エリアってどんなところ?その魅力と基本情報

鹿児島市内から約1時間の南国リゾート

指宿は鹿児島市内から電車や車で約1時間ほど南に下った、薩摩半島の南端に位置するエリアです。鹿児島市内を出発するとしばらく海沿いを走り、やがて視界が一気に開けて、雄大な錦江湾と海の向こうに桜島が見えてきます。そして南に向かうほど、空気がやわらかくなってきて、どこか南国の空気感に包まれていく。そんな感覚、伝わりますでしょうか。

年間平均気温が約19度と温暖な気候のため、冬でも菜の花が咲くほど。全国的に見ても、これだけ温暖な観光地はなかなかありません。砂むし温泉はもちろんのこと、今回紹介する5スポットだけでも丸2日は楽しめる充実したエリアなんです。

おすすめシーズンは?

指宿エリアは一年中楽しめますが、特におすすめなのは3月から10月。知林ヶ島の砂州が現れる期間がちょうどこの時期と重なり、フラワーパークの花も見ごろを迎えます。春は菜の花、初夏はトロピカルな花々、秋は紅葉と、季節のバリエーションも豊かです。

冬の1月から2月にかけては、指宿市内各地で菜の花が一面に咲き誇り、これはこれで絶景なんですよね。フラワーパークのイルミネーションも冬の名物となっています。

Tips その1:指宿観光はレンタカーがベスト 今回ご紹介する5スポットはいずれも公共交通機関だけでは少し不便な場所にあります。鹿児島空港や鹿児島中央駅でレンタカーを借りて巡るのが断然おすすめ。スポット間の移動は多くても20〜30分程度なので、1泊2日でも十分回れます。


池田湖|幻の怪獣イッシーが棲む九州最大のカルデラ湖

こんな場所です

指宿エリアのなかでも、ドライブ中に突然その全貌が目に飛び込んでくるのが池田湖です。周囲約15km、水深233mという九州最大のカルデラ湖で、藍色に澄みきった湖面が開聞岳とセットで広がる光景はまさに絶景のひと言に尽きます。

カルデラ湖とは、火山活動によってできたすり鉢状のくぼみに水が溜まって生まれた湖のこと。長い年月をかけた自然の造形とは思えないほど、湖面が穏やかで美しいんです。

おすすめポイント

1. 開聞岳とのコラボレーションビューが圧巻

池田湖の最大の魅力は、湖越しに見える開聞岳との景色です。「薩摩富士」とも呼ばれる完璧な円錐形の開聞岳と、静かに広がる藍色の湖面。晴れた日には水面に山の姿が映り込むこともあり、まるで絵ハガキのような構図が自然に生まれます。湖畔の花壇には四季折々の花が咲き誇り、季節ごとに表情が変わるのも池田湖ならではの楽しみ方です。

2. 体長2mの大うなぎに会える

池田湖には、体長約2m・胴回り約50cmという世界最大級の大うなぎが生息しています。湖畔にある施設の水槽でその姿を間近で見ることができますよ。初めて見たときの衝撃はなかなかのものがあります。もはや「うなぎ」というより「生き物」といった感じで、見応えは抜群です。

3. 幻の怪獣イッシーの湖

池田湖は、昔から「イッシー」という幻の生き物の目撃情報が相次いでいることで知られています。スコットランドのネス湖のネッシーになぞらえて名付けられたイッシーは、地域のゆるキャラ的存在にもなっています。真相はさておき、こんなにも美しく深い湖なら何かが棲んでいてもおかしくない、なんて思ってしまいますよね。

4. 季節ごとの楽しみ方

春(2月〜3月)は湖畔の菜の花が見頃を迎え、黄色い絨毯が広がります。初夏はナノハナに続いてアジサイが咲き、夏は緑の山と青い湖のコントラストが清々しい。秋の澄んだ空気の中では、より遠くまで視界が開けて開聞岳の稜線がくっきりと際立ちます。

5. 湖畔カフェでのんびりと

近年、池田湖畔には「IKEDAKO PAX(いけだ湖パクス)」というカフェや水上デッキを併設した施設がオープンし、湖を眺めながらゆっくり過ごせる場所として注目を集めています。湖面に反射する光を眺めながら、ひとりでカフェラテを飲む時間は格別です。旅の途中でほっとひと息つけるスポットとして覚えておきましょう。

6. ドライブルートとしても最高

池田湖は湖畔を一周するドライブルートもあります。湖を正面に見ながら開聞岳との絶景コンビを堪能できるビュースポットが随所にあり、ドライブ途中に車を止めて写真を撮りたくなること間違いなしです。湖面の色は時間帯や天気によって微妙に変化し、朝の澄んだ空気の中ではとりわけ美しい藍色に輝きます。

アクセス情報

アクセス手段詳細
鹿児島中央駅から約60分。指宿スカイライン利用でアクセス可。
電車+バスJR指宿駅から鹿児島交通バス池田湖方面行きで約20〜30分。
鹿児島空港から車で約90分。

営業時間・料金・注意点

  • 入湖料:無料(湖畔は24時間立ち入り可能)
  • 駐車場:あり
  • 湖畔施設の営業時間は施設ごとに異なりますので、事前にご確認ください
  • 混雑時期:春の菜の花シーズンと連休は駐車場が込み合います。早朝の訪問がおすすめ

長崎鼻|浦島太郎伝説が残る薩摩半島最南端の岬

こんな場所です

薩摩半島の最南端に突き出た岬、長崎鼻。ここは「浦島太郎が乙姫様と出会った場所」という龍宮伝説発祥の地として知られています。実際に岬には龍宮神社が鎮座しており、縁結びのパワースポットとして地元の人にも旅行者にも愛されている場所です。

岬の先端から見渡す景色は圧巻で、正面には開聞岳、南の洋上には屋久島・竹島・硫黄島を望むことができます。天気のいい日には視界の果てまで海が広がり、まさに「薩摩半島の端っこに来た」という充実感を全身で感じられます。

おすすめポイント

1. 薩摩半島最南端からの大パノラマ

長崎鼻はとにかく「開放感」がすごいんです。三方を海に囲まれた岬の先端に立つと、360度近くにわたって水平線が広がり、その迫力に思わず息をのみます。岬の西方には弓なりの砂浜が続き、その先に開聞岳がそびえ立つ構図は、何度来ても感動させられます。

2. 恋する灯台のハートオブジェ

岬にある「薩摩長崎鼻灯台」は、2018年に「恋する灯台プロジェクト」の認定灯台として選ばれました。灯台付近にはハート型のオブジェが設置されており、フォトスポットとして大人気。カップルはもちろん、一人旅でも「来た証拠」の記念写真が撮れる素敵な場所ですよ。

3. 龍宮神社で縁結び祈願

岬の入口には龍宮神社があり、豊玉姫を祀っています。浦島太郎伝説発祥の地として信仰を集めており、縁結びのご利益があると言われています。大切な人との縁を深めたい方、良縁を求めている方にぜひ訪れてほしいスポットです。

4. 遊歩道で岬の先まで歩ける

長崎鼻には整備された遊歩道があり、灯台まで散策することができます。足元に広がる岩礁と波しぶき、頭上に広がる青空、遠くに見える開聞岳。歩くたびに景色が変わっていくのが楽しく、何気ない散歩が絵になるのが長崎鼻の魅力です。

5. ソテツ自生の北限・赤水鼻

長崎鼻に隣接する赤水鼻は、ソテツ自生の北限地として国の特別天然記念物に指定されています。南国ムード満点のソテツが自然の中に群生している光景は、ここでしか見られない貴重なものです。

6. 詩碑が語る岬の歴史

長崎鼻の遊歩道の一角には、俳人・篠原鳳作の句碑が建てられています。篠原鳳作は「しんしんと肺碧くそまれ秋の旅」という句で知られる俳人で、この句碑は岬の雰囲気にしっとりと溶け込んでいます。観光スポットとしての賑やかさとは対照的に、ここだけ静けさが漂っていて、旅の余白を感じさせてくれる場所です。

7. 夕暮れの長崎鼻は別格の美しさ

長崎鼻の夕暮れは言葉を失うほどの美しさです。西側に広がる海に太陽が沈んでいく様子は、開聞岳のシルエットと相まって、南国らしい色彩のグラデーションを生み出します。夕暮れ時に訪れるのであれば、日没の30分前には到着しておくのがおすすめです。空の色が刻々と変わっていく過程をじっくり味わってください。

アクセス情報

アクセス手段詳細
JR山川駅から約16分。フラワーパークかごしまからは車で約5分。
電車+バスJR山川駅からバスまたはタクシーを利用。

営業時間・料金・注意点

  • 入場料:無料(自由散策)
  • 駐車場:指宿市営無料駐車場あり
  • 岬の先端は風が強い日があります。特に冬場は防寒対策を忘れずに
  • 遊歩道は舗装されていない箇所もあるため、歩きやすい靴で訪れてください

開聞岳|日本百名山「薩摩富士」に登ろう

こんな場所です

薩摩半島の南端にそびえる開聞岳は、標高924mの火山です。どこから見ても美しい円錐形の山容から「薩摩富士」と呼ばれ、日本百名山のひとつにも数えられています。池田湖越しに、長崎鼻越しに、フラワーパークから、どの角度から眺めても絵になる、指宿エリアのシンボル的存在です。

実はこの記事で紹介する5スポット、すべての場所から開聞岳が見えるんです。つまり、指宿観光イコール開聞岳との対話、と言っても過言ではないかもしれません。

おすすめポイント

1. らせん状の登山道が個性的

開聞岳の登山道は、山頂に向かってらせん状に高度を上げていく独特のルートです。南側から北側、東側から西側へと山をぐるりと巻きながら登っていくため、登るにつれて見える景色がどんどん変わっていきます。同じ場所を繰り返すことなく、常に新しいパノラマが広がるのが登山の醍醐味のひとつ。

2. 5合目からの絶景

5合目あたりまで登ると、視界がぱっと開けます。池田湖、錦江湾に浮かぶ桜島、長崎鼻、晴れた日には大隅半島の佐多岬まで一望できます。さらに高度を上げると、竹島・硫黄島・黒島が浮かぶ東シナ海の水平線が広がり、天気がよければ種子島・屋久島まで見渡せることも。この景色のためだけに登る価値があります。

3. 日帰り登山が可能

往路の標準コースタイムは約2時間40分、復路は約1時間50分。コースタイム合計で約4時間30分のコースで、日帰り登山が十分可能です。ただし、標高差はおよそ900m、歩行距離は10km近くあるため、ある程度の体力は必要です。登山初心者の方でも挑戦できますが、しっかりとした装備と準備が大切です。

4. 7合目以降の岩場がワクワクする

7合目を過ぎると岩場が現れ、本格的な登山の雰囲気が出てきます。9合目から山頂にかけては火山特有の巨岩が続き、両手を使って登る場面も。三点支持を守りながら慎重に進めば問題ありません。この「ちょっとした冒険感」が登山の楽しさをさらに引き立ててくれます。

5. 山頂からの360度大パノラマ

山頂に立ったときの達成感と眼下に広がる景色の美しさは、登った人にしかわからない特別なものがあります。天候に恵まれた日には、眼下に池田湖のブルー、錦江湾の煌めき、そして遠く桜島が煙を上げている様子まで一望できます。「薩摩富士」の頂に立ったという事実とともに、その圧巻の眺望は旅の一生ものの記憶になるはずです。

6. モンベル主催の登山ツアーも人気

2026年は5月10日・9月20日・10月11日・11月15日にモンベル主催の開聞岳登山イベントが予定されています。ガイド付きで安心して登れるため、登山初心者の方や一人で参加しやすいツアー形式を希望する方にはとくにおすすめです。

アクセス情報

アクセス手段詳細
鹿児島中央駅から約70分。かいもん山麓ふれあい自然公園の駐車場を利用(無料)。
電車JR指宿枕崎線・開聞駅から徒歩約20分で登山口へ。

登山口:かいもん山麓ふれあい自然公園内の登山口からスタート。公園内に駐車場・トイレあり。

営業時間・料金・注意点

  • 登山料:無料
  • 駐車場:かいもん山麓ふれあい公園内に無料駐車場あり
  • 服装・持ち物:足首まであるしっかりした登山靴、雨具上下、防寒着、ヘッドランプ、飲料水、食料が必須
  • 7合目以降に梯子や固定ロープのある岩場があります。登山届の提出を忘れずに
  • 夏場は熱中症対策を万全に。こまめな水分補給を心がけてください
  • 東シナ海からの強い風が吹き込むことがあります。山頂付近は防寒対策が必要です

Tips その2:開聞岳は早朝スタートが鉄則 夏は午後から急に天気が変わることがあります。また、山頂での絶景を楽しむためにも、午前7時〜8時には登山を開始するのがベスト。下山後に指宿温泉でゆっくり疲れを癒すスケジュールが、地元の方にも人気のコースです。


フラワーパークかごしま|2000種の花と緑が出迎える南国の楽園

こんな場所です

薩摩半島最南端の長崎鼻の近くに位置するフラワーパークかごしまは、温暖な気候と天然の松林に囲まれた36.5ヘクタールもの広大な植物公園です。南アフリカやオーストラリアなどから集められた2000種類を超える花や樹木が植栽されており、世界各地の植物を一度に楽しめる場所としてファミリーからカップル、一人旅の方まで幅広い年齢層に愛されています。

「花・風・光のシンフォニー」というキャッチコピーそのままに、ここでは花だけでなく、錦江湾を渡る風と南国の光をまるごと体感できます。

おすすめポイント

1. 開聞岳を背景にした花広場の絶景

フラワーパークの「花広場」では、季節の花々が一面に咲き誇る中、正面に開聞岳がどっしりとそびえています。花の色と山の緑、澄んだ青空が重なり合うこの構図は、インスタグラムなどで何度もシェアされる定番フォトスポットです。春は早咲きの桜「イズノオドリコ」やアカシア、シャクナゲが咲き誇り、思わず立ち止まって写真を撮りたくなります。

2. 鹿児島湾を一望できる展望回廊

園内には鹿児島湾を一望できる展望回廊があり、錦江湾の青さと対岸に浮かぶ桜島の眺望が楽しめます。テラスに積み上げられた喜界島のサンゴ石がアクセントになっており、景色だけでなくディテールにもこだわりが感じられます。

3. ウインドスルーの屋内庭園が圧巻

両サイドに壁がない「ウインドスルー」と呼ばれる設計の屋内庭園は、まるで外と内が溶け合ったような開放的な空間。ここでは熱帯植物が伸び伸びと育ち、南国ならではのトロピカルな雰囲気に包まれます。温室では色鮮やかなヒメショウジョウヤシ、ヒスイカズラ、メディニラ・マグニフィカなど、珍しい熱帯植物を間近で観察できます。

4. ヨーロッパ風西洋庭園も見どころ

園内にはボックスウッドという植物を刈り込んで幾何学模様を描いた、ヨーロッパムード溢れる西洋庭園も。日本でこれほど本格的なフランス式庭園を無料で歩き回れる場所は珍しく、非日常感たっぷりです。

5. 季節ごとに主役が変わる

春はイズノオドリコやアカシア・シャクナゲ、夏はトロピカルな花々と緑のみずみずしさ、秋は菊やコスモスが彩りを添え、冬はイルミネーションイベントが開催されます。2025年11月28日から2026年1月4日まで開催された冬のイルミネーションは毎年大人気で、光の幻想的な空間が園内を彩りました。何度訪れても、毎回違う顔を見せてくれるのがフラワーパークの真骨頂です。

6. 2026年春のおすすめイベント

2026年4月18日から5月9日まで、屋内庭園でアジサイ展が開催予定です。また、同じ期間にスプリングフェスティバルも行われ、春の花が一斉に咲き誇る園内はシーズン最大の賑わいを見せます。

アクセス情報

アクセス手段詳細
指宿スカイライン谷山ICから国道226号経由で約50km。長崎鼻入口交差点を左折して約4km。
電車+バスJR山川駅から鹿児島交通バス池田湖行きで約20分、「フラワーパークかごしま」バス停下車すぐ。
駐車場525台収容の無料駐車場あり

営業時間・料金・注意点

  • 営業時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
  • 入園料:大人630円・小中学生310円・幼児無料
  • 鹿児島県在住の70歳以上の方は無料、県内小中高生は土日祝日無料
  • 電動カートの貸し出しあり(先着順・雨天休止)
  • ペットを連れての入園は不可
  • ドローンの使用は園内で禁止されています
  • 広大な園内を歩くため、歩きやすい靴と水分補給をお忘れなく

知林ヶ島|海に道が現れる縁結びの神秘の無人島

こんな場所です

指宿市街地の北東、田良岬から約800m沖合に浮かぶ知林ヶ島。周囲約3km、面積約60ヘクタール、最高点約90mの美しい無人島です。

そのままでも十分魅力的な島なのですが、知林ヶ島が「神秘」と呼ばれる理由は、3月から10月にかけての大潮または中潮の干潮時に起こる現象にあります。田良岬と知林ヶ島の間に、長さ約800mの砂の道、いわゆる「砂州」が海中から姿を現し、誰でも歩いて島に渡ることができるんです。

まるでモン・サン=ミッシェルのよう、と表現する人も多いこの現象。砂州の愛称は「いぶすき砂の道 ちりりんロード」。ロマンチックな名前ですよね。

おすすめポイント

1. 砂の道を歩いて海を渡る体験が格別

両脇に海を感じながら、砂の道をひたすら歩いて島へ向かう。この体験は、普通の観光では絶対に味わえない特別なものです。片道約20分の砂州歩き、砂の上を歩くため足への負担は思いのほかありますが、それでも振り返るたびに広がる景色のすごさに、疲れを忘れてしまいます。砂州が出現し続けるのは最長で約4時間。渡島証明書も100円で購入できますよ。

2. 縁結びの島として有名なパワースポット

砂州は消えても必ず再び現れ、島と陸を「結ぶ」。この特性から、知林ヶ島は「縁結びの島」「愛の島」として知られるパワースポットになっています。カップルや夫婦で渡ると特別な思い出になること間違いなしです。

3. チリンズベル・Chirin’s Heart・Chi貝

島内には縁結びにちなんだスポットが点在しています。砂州の入り口付近に設置された「Chirin’s Heart」は、ある一点から見ると2つのオブジェがハート形に重なる仕掛けが施された撮影スポット。島内の南展望台には「チリンズベル」と呼ばれる鐘があり、鳴らすと幸せが訪れると言われています。また「Chi貝」という特製の絵馬型の貝に願い事を書いて奉納する体験も人気です。

4. 環境省「かおり風景100選」にも選定

知林ヶ島一帯は霧島錦江湾国立公園に属しており、環境省の「かおり風景100選」にも認定されています。潮の香りと自然の空気が混ざり合う島の雰囲気は、心をすっと整えてくれます。

5. 2026年の情報・最新注意点

令和6年の豪雨による影響で、現在は島内の周遊ができませんが、砂州を歩いて渡ることは可能です。2026年3月から10月までの砂州出現予測表が指宿市より公式に発表されており、訪問前に必ず確認しておくことをおすすめします。

Tips その3:知林ヶ島は事前の砂州予測確認が必須 砂州が出現するのは毎日ではありません。大潮または中潮の干潮時だけで、かつ当日の気象条件によって出現時刻が前後することがあります。指宿観光ネット公式サイトで「令和8年砂州出現予測表」を確認してから訪問日を決めましょう。せっかく行ったのに渡れなかった、というのが一番もったいないので。

アクセス情報

アクセス手段詳細
JR指宿駅から約15分。田良岬付近の休暇村指宿駐車場またはキャンプ場の無料駐車場を利用。
電車+バスJR指宿駅からバスまたはタクシーを利用。

営業時間・料金・注意点

  • 渡島料:無料
  • 渡島証明書:100円
  • 渡島可能期間:3月〜10月の大潮または中潮の干潮時のみ
  • 島内にトイレ・水はありません。渡島前に必ず済ませておいてください
  • 初夏から秋にかけて砂州は非常に暑くなります。帽子・日傘・飲料水は必須
  • 潮の流れが速いため、遊泳は大変危険です。絶対に海に入らないでください
  • カツオノエボシなど毒クラゲが漂着することがあります。絶対に触れないようにしてください
  • 砂州の出現時間をしっかり確認し、余裕を持って行動することが大切です

アクセス・鹿児島から指宿エリアへの行き方まとめ

指宿エリアへの主なアクセスをまとめます。

鹿児島中央駅から指宿駅まで

JR指宿枕崎線「指宿のたまて箱」利用(特急列車、1日2往復)

  • 所要時間:約50分
  • 土日祝を中心に運行。人気の観光列車なので事前予約がおすすめです。

JR特急・普通列車利用

  • 所要時間:約1時間〜1時間20分

車利用

  • 指宿スカイライン経由で約60分(有料道路あり)
  • 国道226号経由(無料)で約80分

鹿児島空港からの場合

  • レンタカーで約90分。
  • 高速道路と指宿スカイラインを組み合わせると効率的です。

指宿市内の移動は?

指宿市内の5スポットはいずれも車での移動が便利です。スポット間の所要時間は以下の目安を参考にしてください。

区間所要時間(車)
指宿駅 → 池田湖約23分
池田湖 → 開聞岳登山口約20分
開聞岳登山口 → フラワーパークかごしま約10分
フラワーパークかごしま → 長崎鼻約5分
指宿駅 → 知林ヶ島(田良岬)約15分

まとめ|指宿は「絶景の宝庫」だった

今回ご紹介した5スポット、いかがでしたか。

九州最大のカルデラ湖・池田湖、龍宮伝説の残る最南端の岬・長崎鼻、薩摩富士と呼ばれる日本百名山・開聞岳、2000種の花が咲き誇るフラワーパークかごしま、そして干潮時にだけ砂の道が現れる神秘の無人島・知林ヶ島

これらすべてが鹿児島市内から1〜2時間圏内に集まっているなんて、ちょっと信じられないですよね。しかも、開聞岳はどのスポットからも眺められる存在として、旅全体を通した「旅の主役」として君臨しています。池田湖から望む開聞岳、長崎鼻から望む開聞岳、フラワーパークから望む開聞岳。それぞれ同じ山なのに、見る場所によって表情が違う。その不思議な発見も、指宿旅の醍醐味のひとつです。

1泊2日モデルプランの提案

初めて指宿を訪れる方には、1泊2日の旅程がおすすめです。

1日目 午前中に池田湖でドライブと散策を楽しんだあと、フラワーパークかごしまでゆったり花巡り。午後は長崎鼻に移動して、岬の散策と龍宮神社への参拝。夕暮れの長崎鼻から開聞岳を眺めて、宿に向かう。

2日目 午前中に知林ヶ島の砂州渡り(砂州出現予測を事前確認のこと)。潮の状況によっては、この日を開聞岳登山に充てるのも◎。体力に自信がある方なら、早朝から登山をスタートして、下山後に指宿温泉でのんびり疲れを癒すのが王道コースです。

混雑を避けるためのポイント

ゴールデンウィークや夏休みは特に混雑します。人気スポットである池田湖・フラワーパーク・長崎鼻はいずれも連休中に駐車場が満車になることがあるため、早朝の到着を心がけましょう。また知林ヶ島の砂州が出現する日は人が集中しやすいため、砂州が出現している時間の前半に現地入りするのが賢い選択です。

指宿エリアの魅力を一言で表すなら「南国の絶景が凝縮された場所」。砂むし温泉だけで終わらせてしまうのは、あまりにももったいないです。ぜひこの5スポットを旅のプランに組み込んで、鹿児島・指宿の自然をとことん楽しんでください。

快晴の日に訪れると、どこへ行っても「来てよかった」と感じられるはずです。旅の思い出に、指宿の青い空と開聞岳の美しい姿がいつまでも残りますように。


たっぷり遊んだあとは、温泉宿でゆっくり疲れを癒しましょう。指宿には個性豊かな宿が揃っています。どの宿を選ぶか迷ったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

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