軽井沢って、ショッピングやグルメのイメージが強いですよね。でも、実はそれだけじゃない。軽井沢の北西部には、静かな森の中にひっそりと佇む、ため息が出るような美しい滝があります。
その名も白糸の滝。幅約70メートルの湾曲した岩壁から、地下水が幾筋もの白い絹糸のように流れ落ちる、軽井沢を代表する景勝地です。観光百選にも選ばれたこの滝は、どの季節に訪れても違う顔を見せてくれる、とっておきのスポットなんです。
夏は天然のクーラーとして爽快な涼しさを、秋は鮮やかな紅葉とのコントラストを、そして冬は幻想的なライトアップをと、一年中楽しめるのが軽井沢・白糸の滝の大きな魅力です。
こんな方におすすめ
- 軽井沢の定番観光に飽きてきた方
- 森と水の自然の中でリフレッシュしたい方
- カップルや家族での思い出づくりに
- 夏の避暑地として涼しい場所を探している方
- 幻想的なライトアップを体験したい方
この記事でわかること
- 軽井沢・白糸の滝の基本情報と特徴
- 季節ごとの見どころとライトアップの最新情報
- 白糸ハイランドウェイの通行料とアクセス方法
- 訪れる前に知っておきたい注意点
軽井沢周辺での宿泊をお考えなら、こちらもあわせてご覧ください。白糸の滝をゆっくり楽しむなら、軽井沢に一泊するのがおすすめです。
白糸の滝はこんな場所|軽井沢北西部の森に宿る、湧水の滝

白糸の滝は、長野県北佐久郡軽井沢町長倉の小瀬エリアに位置します。軽井沢駅から北西方向へ約10キロメートル、浅間火山の東麓の国有林の中にひっそりと佇む滝です。
軽井沢と草津温泉を結ぶ観光有料道路「白糸ハイランドウェイ」沿いにあり、滝へのアクセスはこの道路を通ることになります。標高はおよそ1,000メートル以上で、軽井沢の市街地よりもさらに高い位置にあるため、夏でもひんやりとした空気に包まれています。
白糸の滝の仕組み
一般的な滝は、山の川の水が急激な地形の変化で流れ落ちるもの。雨が降れば水量が増し、水が濁ることもあります。
ところが軽井沢の白糸の滝は、まったく異なります。この滝の源は地下から湧き出す豊富な湧水。岩壁や地層の境目から、地下水がじわじわと滲み出て流れ落ちる仕組みなんです。だから、雨の日でも水が濁らず、日照りが続いても水量がほぼ変わらない。一年を通じて澄んだ美しい水が、絶えることなく流れ落ちているのが最大の特徴です。
落差は約3メートルと決して高い滝ではありませんが、幅は約70メートルにわたって広がっています。扇状に広がる岩壁のあちこちから、数百条もの水が絹糸のように流れ落ちる姿は、スケールの大きさよりも繊細で優美な美しさで人を惹きつけます。
この滝は湯川の源流にもなっており、軽井沢の自然環境を支える大切な水源でもあります。
Tips 1:落差は小さくても、なぜ「名瀑」なのか
白糸の滝の落差は約3メートル。日本の名瀑と聞いて多くの人がイメージする、豪快な落差とはかなり異なります。それでも軽井沢を代表する観光名所として長年愛されてきた理由は、その唯一無二の姿にあります。湧水が地層の隙間から数百条にわたって絹糸のように滲み出る光景は、他の滝では見られないもの。常に一定量の澄んだ水が流れ続け、晴れても雨でも変わらない姿を見せてくれる点も、見る人を飽きさせない魅力のひとつです。
白糸の滝の見どころ・魅力|四季折々に変わる表情と夜の光演出
軽井沢・白糸の滝は、昼も夜も、どの季節に訪れても新しい発見がある場所です。
扇状に広がる「水のカーテン」
白糸の滝の一番の見どころは、やはりその独特の形状です。湾曲した岩壁の全面から水が流れ落ちる様子は、まさに水のカーテン。これだけの規模で湧水が流れ落ちる光景は、全国的に見ても珍しいものです。
駐車場から遊歩道を歩いて5〜10分ほどで滝の正面に辿り着けます。少し高台からも滝の全体を見渡せる場所があり、扇状に広がる水の全体像が一望できます。
季節ごとの楽しみ方

春(4月〜5月) 若葉が芽吹き始め、滝周辺が柔らかな緑に包まれる季節です。朝は霧が立ち込めることも多く、幻想的な雰囲気の中で白糸の滝を楽しめます。水音が森に響き渡り、マイナスイオンたっぷりの清々しい空気が心を洗ってくれます。
夏(6月〜8月) 白糸の滝が最もにぎわう季節です。標高が高く、滝の周囲はひんやりとした空気が漂い、まさに天然のクーラー。水しぶきが涼しい風と混じり合い、都会の夏の暑さを忘れさせてくれます。夜には期間限定の真夏のライトアップも開催され、昼間とはまったく異なる神秘的な美しさが楽しめます。
秋(9月〜11月) 滝を囲む木々が赤や黄色に色づき、白い水の流れとのコントラストが息をのむほど美しい季節です。特に朝と夕方は光が差し込む角度が絶妙で、一層幻想的な雰囲気が漂います。軽井沢の紅葉スポットとしても人気が高く、フォトグラファーが多く訪れます。
冬(12月〜2月) 静寂に包まれた冬の白糸の滝は、また別の美しさがあります。気温が下がると水しぶきが凍りつき、繊細な氷柱が生まれることも。雪化粧をした森の中に佇む滝は、まるで絵本の世界のよう。そして冬には特別な真冬のライトアップが行われ、この季節ならではの幻想的な空間を体験できます。
夏・冬のライトアップ|2026年最新情報
軽井沢・白糸の滝の注目イベントのひとつが、期間限定のライトアップです。
真夏のライトアップは、毎年夏季に金・土・日曜日を中心に開催されます。滝を青や白い光で照らした涼やかな夜景が楽しめ、夏の軽井沢の夜の定番スポットとして定着しています。また過去にはプロジェクションマッピングが実施されたこともあり、軽井沢夜景遺産にも登録されています。
真冬のライトアップは、クリスマス・年明け・バレンタインの3つのセッションで開催されています。2025〜2026年シーズンは以下の日程でした。
- クリスマス:2025年12月20日・21日・24日・25日 17:00〜19:00
- ニューイヤー:2026年1月9日〜12日 17:00〜19:00
- バレンタイン:2026年2月11日〜14日 17:30〜19:30
バレンタイン期間はピンクや暖色系の光が使われ、凛とした冬の空気の中で光と水のコントラストが一層ロマンチックな演出に。大切な人と訪れるのにぴったりな場所です。
ライトアップの入場料・駐車場代は無料ですが、白糸ハイランドウェイの通行料は必要です。またライトアップ開催中は路線バスの運行がないため、自家用車またはタクシーでの来場が必要です。冬季は路面の凍結が予想されるため、スタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンの装着が必須です。
Tips 2:白糸ハイランドウェイのドライブも見どころ
白糸の滝へ向かう有料道路「白糸ハイランドウェイ」は、旧軽井沢と峰の茶屋を結ぶ延長10キロメートルの観光有料道路です。標高1,400メートルの神秘的な森の中を走り抜けるこのルートは、それ自体が軽井沢観光の一部。春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉と、車窓から眺める景色が季節ごとに変わります。途中には「竜返しの滝」など他の見どころもあり、ドライブしながら楽しめるのも魅力のひとつです。
写真映えスポット|白糸の滝をきれいに撮るポイント
白糸の滝は、その優美な形状から、どこで撮っても絵になる場所です。せっかくなら、より印象的な写真を残したいですよね。
正面からの全体ショット
滝の正面に立つと、扇状に広がる水のカーテン全体が一望できます。横に広い滝なので、スマートフォンの場合はパノラマモードを使うと滝の広がりがより伝わります。
高台からの俯瞰ショット
遊歩道の途中には少し高台になっている場所があり、そこから滝全体を見下ろすように撮影できます。滝と周囲の緑が一緒に収まる、開放感のある構図が楽しめます。
紅葉シーズンの早朝・夕方
秋の早朝や夕方は、光の角度が低くなり、紅葉と白い水の流れに陰影が生まれて格段に美しくなります。人も少なく、ゆっくりと撮影を楽しめる時間帯です。
ライトアップ時の幻想的な一枚
夏・冬のライトアップは、日常では見られない特別な光景です。三脚があればよりシャープな夜景写真が撮れます。ただし、足元が暗くなるので、安全には十分気をつけてください。
アクセス・行き方|白糸ハイランドウェイを通ってアクセス
白糸の滝へは、軽井沢方面・草津温泉方面の両方からアクセスできます。いずれも有料道路「白糸ハイランドウェイ」を経由するルートになります。
電車・バスでのアクセス
軽井沢方面から
JR北陸新幹線・しなの鉄道の軽井沢駅が最寄り駅です。軽井沢駅北口バスのりば2番から、草軽交通の北軽井沢・草津方面行きのバスに乗車します。途中、旧軽井沢バス停・三笠バス停を経由し、「白糸の滝」バス停で下車します。軽井沢駅から白糸の滝バス停までの所要時間は約25分です。バス停から滝の入口まで徒歩で約5分ほどです。
草津温泉方面から
草津温泉バスターミナルから同じ路線バスで白糸の滝バス停まで約60分です。
バスの時刻表は季節によって変更されるため、草軽交通の公式ウェブサイトで事前に確認することをおすすめします。
車でのアクセス
軽井沢方面から 軽井沢駅・国道18号線から県道133号を北へ進み、旧軽井沢ロータリーを旧三笠ホテル方面へ左折。三笠通りを進んで三笠料金所を通過し、そのまま白糸ハイランドウェイを走って約7キロメートルで白糸の滝に到着します。軽井沢駅から白糸の滝まで車で約25〜30分が目安です。
草津・北軽井沢方面から 日本ロマンチック街道または鬼押ハイウェイを経由して峰の茶屋料金所を通過。そこから白糸ハイランドウェイを約2キロメートル走ると白糸の滝に到着します。
住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉
カーナビで「白糸の滝」と検索すれば案内されます。目的地が出ない場合は、峰の茶屋で検索すると滝へのアクセス道路入口が表示されます。
白糸ハイランドウェイの通行料
白糸の滝へ車でアクセスする場合、白糸ハイランドウェイの通行料が必要です。料金は普通車で片道500円が目安です。白糸の滝自体の見学は無料ですが、この通行料がいわゆる入場料のような役割を担っています。なお、白糸ハイランドウェイは自動車専用道路のため、徒歩・自転車・125cc以下のバイクは通行できません。徒歩の場合は「白糸の滝・竜返しの滝トレッキングコース」を利用することができます。
駐車場について
白糸の滝の駐車場は無料です。遊歩道の入り口周辺、白糸ハイランドウェイ沿いに200台以上の駐車スペースが道路の両側に設けられています。トイレや自動販売機、売店も併設されています。
ただし、ハイシーズンの混雑時は入り口周辺の駐車スペースがすぐに埋まってしまいます。離れた場所に駐めると滝まで少し歩く距離が長くなりますが、道路の幅が狭くUターンが難しいため、空いているスペースを見つけたらすぐに駐めることをおすすめします。
Tips 3:ペットも一緒に楽しめる
軽井沢・白糸の滝はペット同伴で訪れることができます。遊歩道も比較的歩きやすく、愛犬と一緒に森の空気を楽しみながら滝を目指せます。ただし、リードを必ず装着し、排泄物の持ち帰りなどのマナーはしっかり守ることが大切です。また、道路沿いを歩く場面もあるため、伸縮リードではなく短めのリードを使うと安全です。
営業時間・料金・注意点|訪れる前に確認しておこう
観覧について
白糸の滝の観覧に特に決まった営業時間はありません。白糸ハイランドウェイが通行可能な時間帯であれば、日中はいつでも訪れることができます。ライトアップなどのイベント開催時は夜間の訪問も可能ですが、一般的には明るい時間帯の訪問がおすすめです。
白糸の滝の観覧料は無料です。ただし、車でアクセスする場合は白糸ハイランドウェイの通行料(普通車片道500円が目安)が必要です。
白糸ハイランドウェイの通行について
白糸ハイランドウェイは冬季に積雪・凍結による通行規制が行われることがあります。通行可能かどうかは白糸ハイランドウェイの公式サイトで最新情報が確認できます。2026年3月現在も随時更新されているので、冬季・春先に訪れる際は必ず事前に確認してください。
冬季は路面凍結のため、スタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンの装着が必要です。
混雑情報
最も混雑するのは夏休みのお盆期間と紅葉シーズンの週末です。この時期は道路への流入も増えるため、早朝に到着するか平日を選ぶのが快適に楽しむコツです。朝9時ごろまでであれば入り口近くに駐車できることが多く、人も少ない静かな雰囲気の中で滝を楽しめます。
服装・持ち物の注意点
防寒・涼しさ対策
白糸の滝は真夏でもひんやりと涼しい場所です。夏でも薄手の上着やカーディガンを一枚持参すると安心です。特に長時間滞在する方、朝晩の時間帯に訪れる方は防寒対策をしっかりしましょう。
足元について
遊歩道は整備されていますが、沢沿いの道は濡れていることがあります。滑りにくいスニーカーや、濡れても問題ない靴を選んでください。
カメラ対策
滝に近い場所では水しぶきがかかることがあります。スマートフォンや一眼レフカメラは防水対策を忘れずに。
まとめ|軽井沢の森の奥に息づく、静かな美しさへ
軽井沢・白糸の滝は、喧騒から少し離れた場所に、静かに、そして確かに存在しています。
落差は約3メートルと小さな滝ですが、幅70メートルにわたって絹糸のような湧水が流れ続ける光景は、スケールの大きさではなく、その繊細さと優美さで人の心をとらえて離しません。雨が降っても濁らず、照りが続いても枯れない、地下からの湧水が生み出す変わらぬ美しさ。それが、長年にわたって多くの人を引き寄せてきた理由なのだと思います。
春の新緑、夏のひんやりとした清涼感、秋の紅葉との競演、冬の幻想的なライトアップ。訪れるたびに、新しい白糸の滝に出会えます。
軽井沢に来たら、ぜひ少し足を延ばして、この森の奥の名瀑を訪れてみてください。きっと、また来たくなるはずです。
軽井沢エリアでの宿泊情報はこちらも参考にしてみてください。白糸の滝を存分に楽しむなら、ゆったり一泊する旅がおすすめですよ。
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 白糸の滝 |
| 所在地 | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 |
| 観覧料 | 無料 |
| 駐車場 | 無料(200台以上) |
| 通行料 | 白糸ハイランドウェイ・普通車片道約500円 |
| アクセス(バス) | 軽井沢駅北口から草軽交通バスで約25分 |
| アクセス(車) | 軽井沢駅から白糸ハイランドウェイ経由で約25〜30分 |
| 問い合わせ | 軽井沢町観光経済課観光商工係 TEL:0267-42-5538 |
※掲載情報は2026年3月時点のものです。白糸ハイランドウェイの通行可否・料金・ライトアップ開催情報などは変更になる場合があります。訪問前に白糸ハイランドウェイ公式サイトおよび軽井沢町観光経済課にてご確認ください。


